チェンマイ食いだおれタイ

チェンマイお気に入りのレストランやお店のご紹介

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カテゴリー: 便利な店・物

タイヤの修理中ラーン・ソーム・モータサーイ ร้านซ่อมมอเตอไซค์
バイクに乗っていると時々ライトがきれたり、エンジンがかからなかったりといろいろな故障がある。
その中でもよくあるのがタイヤのパンク。
走っていると、突然ガタガタと揺れ、シューッと空気が抜けてしまうのだ。
その度に「どうしよう!」と思うが、そういう人が多いせいか、タイでは面白いようにすぐ修理屋さんを見つけることができる。

看板←こんな看板が目印。
「ホンダ」といった正規の店に持って行ってもいいが、街中の店で十分。
オイルやシートの交換、エンジンの掃除など何でもやってくれる。

 タイに住み始めるずっと前、こんなことがあった。友達の運転でイサーンに向かっていた時だ。高速道路をビュンビュン飛ばしていたら、ビシッという音とともに視界がいきなり真っ白になった。一瞬何が起こったのか理解できなかったが、よく見るとフロンとガラスがヒビだらけになっていた。何かがぶつかったのだ。
 運転ができないので車を路肩に停めた。私は自分でもすごい興奮しているのが分かったが、友達はいたって冷静。私はてっきり、彼がラジオのような大きい携帯電話(以前は巨大だった)でJAFのようなものを呼ぶと思っていた。だけどその様子もなく、彼は黙々と後部座席から新聞を取り出し、ダッシュボードの上に並べ始めたのだ。何をするのか気になったけど、その顔があまりに真剣だったので、私は声をかけるのをためらった。
 彼は相変わらずひと言も話さずに動き、道に落ちている大きな石を掴むと、すごい勢いでガシャガシャと窓ガラスを割り出した。
 うわっ! と思ったが、奇声をあげる雰囲気でなかったので、私も石を拾って一緒に割り出した。「危ないよ」と止められたが、不思議なもので、段々快感に変わってくる。喜々としてガシャガシャ割っていた。
 その時発見したのだが、フロンとガラスというのは割れにくいということ。破片同士が水飴で引っ付いているかのようで、なかなか割れない。事故を起こしてもフロントガラスはヒビが入るだけで、そう簡単に割れないようになっているんだな、と感心したものだ。
 フロントガラスがほぼなくなると、新聞紙にガラスの破片をクルクルと包み、私達は車に乗った。シートに腰を下ろすとジャリジャリっと音がした。今度は目の前に何もない。視界がものすごくいい。風も入ってきて涼しい。どうするのかと思ったら、彼は車を走らせた。ガラスの破片が目に入らないかちょっと怖い……。
 1キロも走らないうちに道路脇にフロントガラスを並べている店が目に入った。なんて良いタイミング!と思い、そこに車を停めて修理をお願いした。店の人は慣れたもので、ガシガシと残りのガラスを割ると、掃除機で車内を掃除し、糊やゴムをつける。フロントガラスに貼ってあった税金や保険のシールもガラスの破片をきれいに取り、新しい透明のシールをつけ、ガラスに貼り直す。30分もしないうちに、見事元通りのフロントガラスに戻った。
 その手際良さにひたすら感心する私に友達は説明してくれた。タイの道は悪いから、対向車線の車が踏んだ石が飛んできて、フロントガラスが割れることがよくあると。だから道路脇には修理屋がたくさんあるという。彼も2回目だそうだ。どうりで慣れていたもんだ。ただ、店があまり儲かっていないと、「店員がどこかに潜んでいて、Y型の棒を使ってパチンコ玉を飛ばすように、わざと石を投げるんだよ」と彼は笑った。
 冗談〜、と思ったが、窓ガラスが割れてすぐ店があったのはなぜだろう?!

 

*営業時間や値段などは変更になる場合があります。
*地元情報誌One-Two Chiangmai/Chaoに掲載したものもあります。